死ぬまで花嫁のままでいることができたら、どんなによいことだろう。
ひとはだれでも、実際に起こらなかったことを思い出にすることも、できるものなのです。 (赤糸で縫いとじられた物語)
私は心中が好きだが、それは並みの自殺よりも贅沢だからである。 (青少年のための自殺学入門)
死ぬまで花嫁のままでいることができたら、どんなによいことだろう。 (花嫁化鳥)
旅行であれ、出立であれ、行く先のある者は、幸福である。
変身は、行く先をもたないもの、目標をもたないものの、ぎりぎり追いつめられた居直りなのだ。 (さかさま世界史)
海で死んだ若ものは
すべて 太陽のなかに葬られる (ひとりぼっちのあなたに)
「私は大賛成だ、死んだ人ほど家庭的だからね。決してどこにも行くことがない」 (花札伝綺)
- 作者: 寺山修司
- 出版社/メーカー: パルコエンタテインメント事業局
- 発売日: 2003/03/01
- メディア: 単行本
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