菊竹のある風景

"足し引き" について。外資のCMでは、仮編集後にグループインタビューをおこなうことが多い。仮編集と本編集の合間に、購買対象層に見せてあれこれ喋らせ、それを反映させる形で本編集するというもの。これをやるとたいがいCMはゆがむ。15secの場合は特に、である。なぜか。足し引きが効かなくなるからである。反映させるを前提とすると、足すしかないのである。*1

ソフィテル東京、あるいは菊竹清訓の諸作に想いを巡らせるうちに、そんなことを想い出した。


● 2005-12 ソフィテル東京(東京都台東区池之端2−1−48) 菊竹清訓のある種の建物は八紘一宇の塔に似た趣、ソフィテル東京については巨大仏に似たそれを感じる。94年竣工−2007年解体

● 2006-04 不忍池(東京都台東区

wikipedia:菊竹清訓 wikipedia:メタボリズム

晴れた日は巨大仏を見に

晴れた日は巨大仏を見に

*1: もちろん丁寧に反映させて、ゆがんだ代物をお見せして、引く方向で折り合いをつけていくのだが。