おれinボートピア横浜 くそったれY150


○ 2009.05 石川町(神奈川県横浜市中区)

都会で「ユタカ」といったら武豊かも知れんが、山口県で「ユタカ」といったら、そりゃあ、今村豊だろう。 (昔のおれの名言)

夜、横浜で打合せがあり、早めに横浜に行く。"5分前行動"どころじゃないぞ。6時間前着だ。伊東豊雄による みなとみらい線の元町・中華街駅を凝視したいこともあって早めに会社を出たのだが、いくら何でも早過ぎる。となると横浜見物といきたいところだが、休日ということもあってやたらとひとが多く、うんざりするので、ボートピア横浜にいってみることにした。

ボートピア横浜、ひとによってはこの名前からヨットハーバーでも想像するかもしれないが、そんなところに敗残者の私が行くわけがない。これは賭場の名称、3K1オートの一郭である競艇の場外舟券売り場である。



(intermission) 関内関外日記「公営ギャンブル場が福祉に貢献しうるなんてことがありうるだろうか」(2008-09-04) このエントリにはおののいた。モニタの向こうに怪物を見た気がした。以来、04年から始まる膨大なエントリを片っ端から読んでいき、あげくにブコウスキーまで読むはめとなった。


横浜市というところは不親切な町で、ろくに道端に地図がない。おかげでボードピア横浜にいくのに一苦労であった。東京都であれば、どんなおかしな場所で道に迷おうとも、迷っているうちに行政が設置した地図に出くわすものだが、横浜市ときたらろくに道端に地図がないのである。私がどれだけ彷徨ったことか。永楽町の方までいってしまったではないか。

そうこうするうちにどうにかボートピア横浜に辿り着いたのだが、これがまたとんでもないところだ。やたらと清潔で、警備員が目立ち、カッコーの巣の上でを想い出したくらいだ。管理&監視された場所の何が楽しいというのだ。頭にきた私は、100円たりとも舟券を買わずに立ち去った。

にしても、石川町には魅力的な露地が散在している。住人が立ち話をしており、撮影を断念した露地があるのが心残り。



○ 2009.05 (神奈川県横浜市
波の形を模した建築物がいたるところにあるが、今となっては古くさい。